(image: Memed_Nurrohmad)
そのクリニックは、診療時間の前に、検査を行っています。
私が予約時間に行くと、奥から、なにやら声が聞こえてきました。
看護師さんが、誰かをほめている様子なのです。
「がんばりましたね」など、とっても優しい声。
すでにひとり、検査を済ませた方がいらしたみたいで。
「穏やかな雰囲気でいいな...😮」と、ちょっと安心しました。
(でも、放心気味の私。 ↑)
名前を呼ばれ、いつもよりも元気のない返事をしつつ、検査室へ...
(original image: mcmurryjulie)
検査前
検査室に入ると、水に溶かされた薬を、100ccぐらい飲みます。
胃の中を観察しやすくするためで、無味無臭。
また、鼻に直接シュシュっと、別の薬をスプレーされたり、ゲル状の局所麻酔薬を注入してもらったりもします。
その都度、説明がありますが...
看護師さんの声が、頭に入ってこないのです。
(緊張のため?)
でも、これらの手順については、前日に読んだ「説明」に書かれていたので、警戒せずに済みました。
「説明」を読んでいなかったら、
「こ、これを飲むのか...?!😦」などと、いちいち不安になっていたかもしれません。
でも、すべて「説明」の通りなので、
「はいはい、(説明にあった)あれですねー」なんて思って、何事もスムーズでした。
この間、とても優しい看護師さんが、つきっきりで準備してくれていました。
検査に相当慣れている方のようで、説明や動きに、滞りがありません。
信頼できる方で良かったです。🙂
「検査自体は、5分間程度ですよ」と教えてくれて、気がラクになりました。
そんなに短いとは!
何十分も頑張るつもりでいましたよ。
その後、どちらの鼻の孔の方が、カメラが通りやすいか、試してくれました。
ちょっと入れようとしてみて、かなり手前のところで、こっちは無理そうだと。
そして、反対側も、ギリギリかもしれない...
直径5ミリほどの管なんですけど。
その1番細い管が入らないと、口からの検査になってしまうのです。😥
検査中
先生が来て、さっそく、管を通そうとしましたが、やっぱりきつい。
私は、かなり痛くても我慢するつもりでした。
(口からでは無理だと思っていて。小さい頃、ごはん粒も飲み込めなかったから。)
そして、無理に通す瞬間、看護師さんが、ギュッと抱きしめてくれました。
顔を横にして、体を横たえていたので、頭と肩のあたりを。
(image: GDJ)
その時は、まるで、力を分けてもらっているかのような感じで...
全くつらい思いをせずに、管は通っていました。😊
それからは、キチキチではあるけれども、痛みは無く、どんどん入れられました。
喉を通過する時には、心配していたような違和感も無くて。
私は、こくこくと、「細長い食べ物」をかまずに飲み込んでいるような感じでいると、ラクなことが分かりました。
(唾液は、全く出ません。)
胃の中の組織を採取する時にも、前もって聞いていた通り、痛みはありませんでした。
お腹の中が「トゥルン」と、一瞬だけ、ゆれるような感覚があったぐらいです。
目の前の画面に映し出される、カメラの(ライブ?)映像は、見ないようにしていました。
「あまり、現実として意識しない方が良いかな」と思ったので。
何か、映像に不安を感じたりでもしたら、「動揺して続けられなくなる」という可能性もありますし。
私は、「長いスパゲッティを、かまずに飲む」ような作業を、自分の任務のように思って、ずっと続けていました。
先生と看護師さんに、すべてお任せできることに感謝しながら。🙏
特に問題はなく、本当に5分間ほどの短時間で終わりました。
検査後
「ありがとうございました😃」と挨拶して、検査室から出てきました。
(image: mcmurryjulie)
実際にかかった費用は、8千円ほどです。
もし途中で、口からの検査に切り替えた場合には、9千円ぐらいになったのかもしれません。
(この金額は、ヘルチェックで受けるよりはずっと安かったと、後で知りました。)
クリニックに着いてから、お会計が終わるまで、たったの30分間ぐらいでした。😙
検査後しばらくは、飲食できないことになっています。
また、数時間は、喉の奥に管が通っているかのような感覚が残っていました。
でも、それ以外は、全く問題なし。
実は当日に、鮮明な「胃の中の写真」をもらえたのです。
見たところ、色も正常だし、表面はつるんとしていて、健康そうでした。
先生は、「もっと悪い状況」を想定していたみたいなので、少し困惑気味。
1週間後に、結果を聞きに来るようにと言われましたが、あまり心配しなくて良さそうでした。
~感想~
恐れていた、初「胃カメラ検査」。
体験してみて、「鼻の奥の通路が太い人は、苦にならないかもしれない」と思いました。
細くても、スタッフさんが優しかったら、大丈夫そうです!
とにかく、ひと通り無事に終わり、とてもホッとしました。
実は、むせてしまったり、くしゃみをしたりでもしたら、「クリニックの方に迷惑をかけてしまうのでは?」という心配もしていました。
(特に、新型コロナウイルスが流行っている時期だったので。)
でも、問題ありませんでした。😄
また、後から考えたら、鼻血が出そうな検査でしたが、これも全く無し。
(薬のおかげ。)
いろいろと、順調で良かったです。
また、看護師さんに親切にしてもらい、感謝の気持ちでいっぱいでした。
そのおかげで...
「つらい経験」というよりも、「優しくしてもらった経験」みたいになっていました。😅
検査の準備からずっと、安心していられましたから。
夕食後、子供に、「(胃カメラ検査)どうだった?」と聞かれて、
「こうしてくれた!」と、ぎゅっとしました。
子供は、「え、そんなことしてくれるの⁉」と、びっくり。🤭
(image: GDJ)
「鼻の奥が、狭かったからねー」と説明したのでした。
そういう時には、このようにサポートしてくれる看護師さんなのだと思います。
あの時、なんだか、優しさと頼もしさが伝わってくるような感覚で。
そして、痛みを全く感じなかったこと...
それが、私は、気になってしかたなかったのでした。
この点と、検査結果から、気付いたことがあるので、次回に続きます。
(検査を受けることになった経緯は、こちらです。↓ )
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