(original photo: Lukas Kloeppel)
日能研全国公開模試の1種である「PRE合格判定テスト」。
5年生が12月末ごろに受ける試験です。
(2017年は12月24日実施。)
この試験に備えて、保護者は志望校を登録します。
テスト結果から、現時点での具体的な合格判定をしてもらうために!
登録できる志望校
子供の学力に関係なく、志望校は選べます。
でも、志望校登録の際には、1つの日時につき、1校しか登録できません。
(例えば、2月1日の午前・午後に、それぞれ1校ずつだけ登録可能。)
試験日が重複する学校は、どちらかを別の日時に登録するしかない、という方法です。
実際の入試でも、1つの日時に1つの学校を選ぶことになり、同じ学校でも、日時によって倍率は違うので、リアルな予測ができるのですね。
同じ学年全体の、実際の入試の縮図ということでしょうか・・・
my nichinoken 画面上の操作は、とても簡単にできました。🙂
(学校が試験日時ごとに分けられていて、登録前に自分で調べる必要などは無し。)
試験範囲
このテストに関しては、試験範囲の情報がもらえません。
(他の全国公開模試は、出題範囲として、各教科1部分が告示されているのに・・・)
2017年の出題は、下のとおりです。
【国語】
*長文読解(物語文・説明文)
*語句問題 ・外来語の意味選択
・意味に合う言葉の記入
(指定された字数で)
・一文が間違っている理由を選択
・漢字書き取り 10問
【算数】
*計算問題 (1問は、長さの単位換算)
*基礎文章題 ・図形(角度・面積)
・割合
・平均
・定価
・分配算
*数列
*比(長さ・面積)
*条件を基にした考察(図形・数)
【社会】
*都道府県(人口・面積の知識/資料の読み取り)
*農業(野菜の生産)
*北陸・東北地方(知識/資料の読み取り/推測)
【理科】
*生物(メダカ)
*物理(電磁石)
*化学(水溶液・固体・気体)
*計算(植物が作る/使うでんぷん)
*地学(地層の深さ/傾き)
試験問題の印象 → 対策
問題の量は、どの教科も多いと感じました。
でも、基本的なことを答える問題がほとんど。
日能研の5年生の授業で勉強した内容の中でも、基礎が身に付いていたら、苦しまなくてすむテストだったのではないでしょうか。
(範囲が広いので、それを完全に理解する、というのも難しいのですが・・・)
対策としては、基礎を固めること!が最も重要だと感じました。
【社会】と【理科】の知識を問う問題では、中学受験の「常識」レベル(問題集やテストで何回も見かけた内容)を覚えることが最優先です。
同じく【算数】の基礎文章題も、各テーマの基本問題レベルなので、解き方を覚えていれば時間がかかりません。
【算数】や【理科】の応用問題は、その場で条件を理解し、考える必要があります。
基礎的な問題が解けるようになったら、問題や条件をより速く理解する練習をしたら良いのではないでしょうか。
対策しづらいと感じたのは、【国語】です。
語句問題は、知らないと答えられないし、(きっと)これまで1度も解いていないものもあり・・・
普段からいろいろな文章に接する機会が無いと、答えられない問題です。
逆に言うと、「受験対策」として覚えていなくても、語彙力があれば解けます。
長文読解にたくさん取り組むことが、【国語】の1番の対策なのかもしれません。
漢字10問は、これまでの模試などで目にした字が多く、そのうち2問は、よく使われる同音異義語と迷わせる書き取りでした。
ちなみに、【社会】では、歴史に関する知識を問う問題はありませんでした。
年によって、出題される範囲や量は違いますが、参考にしていただけたらと思います。😊
(2018年3月に書いた記事です。)
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