【インターステラー】「映画」と「小説」の関係

2021/09/01

映画 感想・考察

t f B! P L

 

映画『インターステラー』(2014年11月公開)を観ました。

「一体どうなってしまうのか?」とハラハラさせるだけではなく、深いメッセージを投げかけてくれる映画ですね。

この映画に関して何も知らない状態で観て、それがまた良かったです。

いつの時代の話なのかも分からない始まりから、時代や状況が少しずつ解き明かされる展開を楽しみました。

それなので、まだ観ていない方は、ぜひご覧になってから、この先を読んでいただけたらうれしいです。


小説に興味津々


映画を観て、疑問に思ったことが幾つかありました。

それに、もっと「インターステラー世界」に浸っていたい!という気持ちもあり・・・

小説を読むことにしました。

映画の脚本は、監督である兄クリストファー・ノーランと、弟で脚本家のジョナサン・ノーランによって書かれ、こちらがオリジナル。

そして、映画公開と同じく2014年11月に出版されたのが、公式ノベライズ本です。

小説は、3つの章に分かれています。

*第1部 最初 ~ クーパーが家を後にする

*第2部 宇宙に向かって離陸 ~ 教授の秘密をマーフとクーパーが知る

*第3部 マーフが問題を解決しようとする ~ 最後

それぞれの章は、ほぼ同じ分量。

映画とほぼ同じタイミングで、地球と宇宙のシーンが切り替わるように書かれています。


映画と小説の違い


それなので、小説の内容は、映画の映像を文字にしたようなもののようですが、実際は、違います。

映画でのセリフがカットされていたり、内容が微妙に違っていたり。

例えば、土星近くのワームホールを目にして、

映画では乗り物酔いに苦しんでいたロミリーが、「そろそろ回転を止めたらどうだ?」と、クーパーに勧めるシーンがありましたが、

小説では、クーパーが「ベルトをしろ」「回転を止めるぞ」と言い、全く相談なしにひとりで、宇宙船の回転を止める作業をしています。

ストーリーの本筋とは関係のない些細な違いは、他にもありました。

(マーフが腕時計に触れる箇所も違い、クーパーがマーフの腕時計にデータを送るタイミングは、小説の方が分かりやすく、セリフと一致します。)

映画を基に小説を書いた、というよりも、映画と小説は、共通の設定とストーリーを基にして、別々に作られたのでは?と感じました。

それぞれが、もう少しボリュームのある状態で書かれ、編集される段階で残す部分に違いが出たのかもしれません。


小説を読む利点


映画の原作を読んだことはあっても、映画のノベライズ本を読んだことは、これまでほとんどありませんでした。

(子供の頃、『天空の城ラピュタ』のノベライズ本を読んだぐらい😊)

今回、読んでみて良かったです。

特に、「登場人物が、どう感じたのか」ということが、映画ではほとんど述べられていないのに、本では詳しく書いてあるので!

もともと、饒舌ではない登場人物ばかりなのに加え、緊迫した状況なので、会話は少ないし、行動から判断するとしても、限りがあるというか・・・

彼らの「場所についての思い・気付き」などを知ることができるのも、小説ならではです。

特に、映画では分からない「嗅覚」についての記述もありました。

例えば・・・


アメリアが嗅いだ、「エドマンズの星」の「かおり」!!


(image: prettysleepy1)


臨場感のような、不思議な感覚を味わわせてくれるものですね。


また、内容に奥行きを与えている「メッセージ」ですが、映画よりも小説の方が多く盛り込まれていました。


映画 → 小説 → 映画


映画で感じた疑問を、小説で解明できた箇所もあり。

気になっていたセリフが、小説ではカットされていて、それほど重要な意味は無かったのかな、と思ったり。

映画でも小説でも詳しく述べられていないことは、自分で考えるしかないのだ!と分かったり。

ノベライズ本を読んだことで、モヤモヤが解決しました。😁

それに、映画を観た後に小説を読んだのが、また良かったのです。

小説では、視覚に関する情報がとても少ないので。

アメリアの「美しい顔」

「美しい女性になった」マーフ

という表現はあるけれど、具体的にどう美しいのかは一切書かれていません。

しかも、クーパーが行き着く「四次元空間」の説明が、なんと数行だけ!

あの空間を文字だけで説明しようとしたら、そんなものでは足りないはずです。

きっと小説は、映画を観た人を対象にして書かれているのでしょうね。

映画の登場人物や場所を思い浮かべながら読む物として。

小説を読んだ後で、もう1度映画を観て、気付いたことがたくさんありました。

人工知能ロボットのターズやケースが、どんな風に無重力空間で移動するかとか。

四次元空間の中を自由自在に移動していたクーパーの秘密道具(?)とか。

(宇宙服の肘部分に内蔵されたジェットを、うまく使っていました!)

映像は、文章で表現されていない細部まで見せてくれていたので、改めて新鮮に感じました。

『インターステラー』世界を深く知りたい方には、映画を観た後の小説、さらにその後の映画、をおすすめします。😊


(2018年3月7日の記事です。)

 

 (小説で詳しく語られていることについては、こちら! ↓ )

 

小説の翻訳版は、現在中古のみ販売されています。



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