うちの子供は、算数で苦戦していました。
よくよく確認したはずの箇所も、直後のテストで間違えていたりして。😥
それなので、6年生のはじめから、勉強の仕方を変えてみました。
(image: Keneeko)
そして、受験の時には、ある程度確実に点数を取れる科目になっていました。
算数対策として、実際にやっていたことについて、今回は書こうと思います。
やるべきことに気付いた
(子供の様子を見ながら)分かるように説明しているのに、どうして点数に結びつかないのかな?と、5年生の時は考えていました。
たぶん、親が横で説明している時には、理解していたのだと思います。
でも、実際に、同じ問題や類題を、ゼロから自力で解くとなると、できるとは限らない…🤨
結局、全く口を挟まず、「ひとりで解けるようになって初めて、本当に理解したことになる」と気付きました。
問題によっては、そうなるまで「何回も繰り返さなくてはいけなかった」のです。
でも、子供の勉強時間には、限りがありました。
考え方が合っているか見守ったり、分からない箇所を何度も説明する時間は無く、どうしたものかと…
そこで、子供が学校や塾に行っている間に「解き直しファイル」を作ることにしました。
そのファイルさえ開けば、すぐにやるべき問題に取り掛かれるように!
そして、「これ(ファイル)を私🥰だと思って!」と、渡していました。
(子供は、ファイルの表紙に目と口を書いたり…)
声をかける時にも、「算数ファイルの◎◎をやってみよう!」と言うだけで伝わり、いろいろと効率が良くなりました。
(image: 200degrees)
解き直しファイル
問題の選択
「これぐらいは解けたら良いのではないか」という問題を集めました。
(親が志望校の過去問をざっと見ておくと、レベルがだいたい分かります。)
分類ごとに通し番号を振ることで、すぐに解説を見つけられます。
詳しい解説
テキストや実力テストに付いている解説は、分かりにくいことが多いのです。
子供には理解できないことが多かったので、そのままでは使えませんでした。
(自力で解けなかった問題に関しては特に!)
それなので、子供が難しいと感じるところを、特に詳しく説明した解説を付けることにしました。
しかも、大きい字で。
(スペースの関係で、印刷された解説は、字が小さいのです!)
この解説作りには、確かに手間がかかります。
でも、その場限りのメモを使って、口頭で説明するよりも意味があると、すぐに気付きました。
何回も同じ説明や図が見られることが、子供には理解しやすかったようです。
親の方も、よく考えてから解説を作っておけるので、子供に無駄な説明をする必要がなく、時間のロスが少ないと感じました。
(後からもっと分かりやすい解き方に気付いて、「こういう風に説明すれば良かった~😫」とならない。)
(image: Memed_Nurrohmad)
必要な道具
問題や解説を記入した用紙を透明のポケットに入れて、B5のルーズリーフファイルに綴じました。
(このポケットとファイルは、100円ショップで購入!家にあったファイルも使用。)
用紙は、小学校で使っていたノートの、未使用になっていた部分を破いて利用。
(学年の最後に、使い切れなかったページ。裏表に線が印刷されていて便利なのです。😉)
透明のポケットの上から書き込める、極細ホワイトボードマーカーも用意しました。
(角度や長さを求める時など、ポケットの上からマーカーで、何度も書けます。)
単元ごとファイル
まず、作り始めたのは、6年生のテキストに載っている問題のはじめからでした。
(塾の学年は2月から始まるので、その時から。)
それぞれの単元で出題される形式を、理解しながら進めるために、塾での進み具体に合わせて作っていったのです。
具体的には、塾の授業を受けた後、完全に理解できなかった問題を抜き出しました。
そして、単元ごとに通し番号を振って、まとめます。
その後の確認テスト対策にもなり、確認テストでできなかった問題も加えることが可能!
実際の入試で出る範囲というのはとても広いのですが、少しずつ増やしていったので、
なんとかなりました。
(「後からまとめて」ほどは、大変ではない。)
【図形】
透明シートで問題の図形を写し、マスキングテープでノートに貼っていました。
自力で図を書こうとしたら、何倍も時間がかかってしまったので。😅
(この時はまだ、家にプリンターが無くて、たまたまあった透明シートを利用しました。)
(単元ごとに、問題のすぐ後に解説のページを入れました。)
【文章題】
子供が興味のある物に置き換えたり。
(「チョコレート」とか「虫」など...😅)
文は、意味が分かる範囲で省略して記入しました。
(時間とスペースの節約のため。)
(問題は、できるだけ詰めて、解説には、思う存分スペースを使っていました。)
(それでも、裏にも書けるので枚数が増えすぎないのです。)
(問題部分に、日能研でもらったプリントを貼ったりも。)
【夏期講習テキスト】共通問題ファイル
授業で扱ったのは、クラス別問題だけだったので、共通問題は家で取り組みました。
(6年生の夏期講習は2教科《国・算》だけにしたので、時間が使えました。)
この共通問題というのは、算数の最後にまとめられているもの。
「総復習+α」の内容で問題数が多く(428問‼)、解答のみをバラして、ファイルにまとめました。
(解説に、フリクションペンで、分かりやすく書き加えて。)
夏休み中、私自身はこの解説の記入に追われていたのです!
子供が取り組む問題数(1日あたり)を決めていたので、「それに間に合うように💦」と。
(あまりにもページが多くて、ファイルが2冊になりました。)
1問1問、もっと「効率のよい方法」「解きやすい方法」はないか?と、探す毎日。
そのためか、親に、中学入試の算数力が、ぐんとつきました。
そして、9月以降に、過去問を解く際、この時の経験が役に立ったのです。
子供は、他の教科もあり、時間も限られているので、そこまでは…
でも、受験が近づくにつれて、みんなも頑張っている中で、算数の成績が伸びていったのは、この時の「繰り返し」が基礎になっているのではないかな、と思います。
(紙を貼って直したところもありました。 ↓)
【過去問】一行問題ファイル
受験校の過去問で、大問の前に出題されている短い問題。
次に同じような問題を解くとしても、間違う可能性のある問題を集めました。
時間短縮のため、できるだけ問題や解説の図を、そのまま利用しています。
(過去問の問題も解答も、すべてコピーする必要があったので。)
図形・文章題・計算・単位 で大まかに分け、それぞれで通し番号を振り、「問題」→「解説」の順にファイル。
できた問題の番号に、マーカーで丸を付け、すべて丸にすることを目標にしました。
(丸が増えると、自信もつきます。😊)
【図形】
マーカーで書きながら考え、何度も消してやり直し。
(↑ 解けてうれしかったのかな?)
(解説は、まずポイントを簡潔に書いてから、詳しく。)
【文章題】
文章だけだと、1ページにたくさん貼れます。
書いた方が速い場合は、雑な字(大急ぎ)で書いていました。
この時には、家にプリンターがあったので、パソコンで打って印刷した方が速かったかも…
(しかもキレイ!)
でも、問題は日々少しずつ増えていくので、手書きの方が、無駄は少ないのでした。
(↑ プンプンした顔と、「しんちょうにしろー!!」という心の声?)
(↓ 対応する箇所の解説。)
【計算】
ここに集めたのは、解き方を知っていたら速く正確に解ける、という特殊な問題。
(↓ かわいい付箋で印を付けたりもしていました。)
(そんなに驚くようなことが…?)
【単位】
もともと単位換算は苦手でしたが、他にも対策をしていたので、ここに載せている問題は少なかったみたいです。
【過去問】大問ファイル
同じ問題が出ることは無いのですが、過去問を完璧に解ければ、新しい問題にも対応できるはずと思い、理解して解けるようになるまで繰り返しました。
どれぐらいの思考能力を問われるのか、その学校がどのような内容を大切と考えているのか、が表れているので。
2学期以降の日能研の模試で出題された問題も、選んで集めました。
(類題が出題される可能性が高いと考えて。)
(↑ うれしそうな笑顔。😄)
結局、全部で100問以上になり、 大問ファイルも2冊でした。
(ファイルごとに通し番号をふっていました。)
ケアレスミスへの意識を変える
ケアレスミスというのは、子供が、「惜しかった!」「本当はできた」問題として扱いがちだと思います。
考え方は分かっていたのだから~、と。
でも、本当は違うんですよね。
算数の問題を解くにあたって、子供自身が、次のことに気付くことが重要だと思います。
(親がクドクド言うのでは無い。)
ケアレスミスをしてしまった問題というのは、他の人も理解している問題。
「ミスをするかしないか」が問われている問題だった。
それなので、理解できている問題でも、ミスをしない解き方を工夫して、点数を取れるようにする練習が必要だと感じました。
自力で考え、分からなかったら解説で確認して、解けるようになるまで繰り返す、ということ。
そして、その進め方は、子供それぞれに合った方法で良いと思います。
受験で・・・
実際の入学試験で、問題を持ち帰れる学校があったのです。
それを、受験が終わってしばらくしてから、私も解いてみました。
(子供が小学校に行っている間に。)
そうしたら、子供の解答は、驚くほど良くできていました。
余白をうまく利用して、途中式や図などが書かれていたので分かったんです。
緊張したであろう試験時間中に、「ここまで…!」と、様子が目に浮かぶようでした。
1年前では、とても考えられなかったことなので、本人の頑張りが伝わってきて、本当にうれしかったです。
実はこの中学校は、不合格で、ずっと心に引っ掛かっていたのです。
子供も、気になっていたと思うので、「すごく良くできていたよ!うれしかった!」と伝えました。
(「じゃあ、なんで不合格…?」となるのですが、あと1、2問の違いだったようです。)
子供も親も、合格・不合格でしか判断できないことがほとんどですが、問題を見直したことで、成長を感じることができました。😳
(2020年7月の記事です。)
(※)「ノートの残り」を使い切ってしまった後は、こちらを利用していました。
図や表を書くときに便利なので、横線だけではなく、方眼罫の用紙にしたかったのです。🤗
ポケットに入れるので、ルーズリーフ用の穴は必要ないのですが、裏表に方眼罫線が入っていることが重要。
B5サイズのポケットにちょうど良く、罫線が薄めで、文字や図の邪魔をしません。
(↓)
マーカーとして、こちらの明るい色を使っていました。
水で湿らせたティッシュで拭き取れます。
(↓)
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