中学受験で問われる地理・歴史の範囲は、とても広く・深くなっています。
しかも、知識を暗記さえすれば、合格点を取れる訳ではないという…
小学生にとって、とても厳しい状況です。😨
今回は、社会科対策として、うちでやっていたことを書いていこうと思います。
(original photo: Luca Nardone)
子供だからって、暗記が得意な訳じゃない!
暗記だけではダメとは言っても...
知識が無ければ、何を聞かれているのか分からないまま、テストが終わってしまいます。
それなので暗記はとっても重要!
しかし、今まで知らなかったことを、いきなり覚えるのは難しいのです。
よく、「子供のうちは丸暗記ができる」なんて言われますが…
私は、大人も子供も、暗記する力は、それほど変わらないように感じています。
どちらにとっても、その内容が生活に直接関係があったり、特に関心のあることならば、覚えやすいのです。
そして、そういう内容に限れば、その後も忘れにくいと思います。
(私は子供の頃、ハーブの名前や効能を、すらすらと覚えることができました。今でも残っていますし、新しい知識もラクに入ってきます。)
そういう訳で、特に地理・歴史に興味のある子供にとっては、点数を取りやすい科目ではあります。
でも、すべての範囲に興味がある、という子は少ないのでは?
ほとんどの子は、テスト対策として暗記を頑張っていると思います。
うちもそうでした。
どうしたら、効率よく覚えられるかな?と考えて、やっていたことがあります。
長期記憶にする暗記方法
それは、語呂合わせを作って覚えるという方法です。
「これはなかなか覚えられない!」という地名や人名などがある時には、
「どういう風に覚えようか?😙」
と、一緒に覚え方を考えるのです。
あまり時間もかけられないので、大抵は私が、
「これはどう?」
という感じで、その時に思いついた語呂合わせを提案していました。
(やっぱり、こういうのは年の功ですかね。😉)
馴染みのない地名
例えば、濃尾平野の木曽三川。
右(東側)から、木曽川、長良川、揖斐川が流れ込んでいます。
ちょっと、覚えにくいですよね。
(でも、中学受験の範囲。)
この地域に関係がある方にとっては、「覚えていて当然の知識でしょ!」とあきれられそうですが。😵
そうではない場合、全くゼロから暗記しなくてはいけなくて、いかにも難しそう。
そこで考えたのが…
「のーびのーびと、競いながら、いびきかく」
「のーび → 濃尾」「きそ(い) → 木曽」「ながら → 長良」「いび(き) → 揖斐」
少し面白い語呂合わせにしたり、子供自身にとって興味のあるモノに関連付けたりするのがポイント。
笑っている間に覚えてしまいます。
しかも、なかなか忘れない!
覚える内容に関心がなくても、語呂合わせを考えたことが面白くて、そちらに気持ちが向くのだと思います。
そして、何回も、書いたり・読んだりして覚えるよりも、こちらの方が、効率は良いように感じました。
時間もそれほどかからないですし。
また、機械的に覚えた内容というのは、短期記憶で終わってしまう可能性が高いですから。
漢字を間違えないために
他には、すべての都道府県と県庁所在地を漢字で覚えていた時。
「とっとり(鳥取)」を、子供が「取鳥」と書いてしまったことがありました。
確かに、「とっ → 取」「とり → 鳥」 の方が、他の熟語の読み方からは自然。
「これは、今後も迷いそう…!」と思いました。
それで、
「【トリンドル】さんっていう、モデルさんがいるんだけどね」
と、唐突に教えてみました。
「とり(ん)→ 鳥」「どる → 取(る)」で、「鳥取」になるかな?と思って。
そうしたら、その後は一切間違えずに済みました。
鳥取という地名とは、全く関係ないんですけどね…😅
しかも、子供は、一度もテレビなどでこの方を見たことはありませんでした。
「トリンドル」という響き自体が耳に付くし、かわいいモデルさんの名前ということで、興味がわいたのかもしれません。
テレビ番組を利用して
他には、NHKの教育番組を、かなり利用していました。
映像や写真・絵画で見せてくれると、身近に感じられるという効果があります。
しかも、状況の流れが分かるようになっているので、用語の暗記だけではブツブツと切れている状態の内容を、つなげる効果もあると思います。
また、何回も都合に合わせて見られるのが良いですね!
(image: mohamed_hassan)
*NHK 高校講座 日本史 歴史女学館
この番組はすべて録画して、その時々で、必要な回を何度も見ていました。
高校生対象の番組ですが、ここで初めて知ったような内容が、模試などによく出題されていたので。
(決して、「一般常識レベル」じゃないんですけど?!)
私自身は、日本史に全く詳しくなくて、一緒に学ばせてもらっていました。
現在は、「歴史女学館」ではなく、「歴Cafe」を舞台とした番組になっています。
*10min. ボックス 日本史
10分間に、その時代に関して覚えるべき最重要事項が、ぎゅっと詰まっている番組です。
時代の流れを把握するのにも役立ちます。
こちらも、すべて録画していました。
HPからも見られますが、録画すると編集できるので!
この番組では特に、少し怖い場面があるので、それを前もってカットしておくためです。
(昔の様子を記録した絵画や、一部の動画の出血シーン。😱)
はじめ、そういう内容があることを知らずに見ていたら、子供が警戒してしまい、見られなくなってしまったのでした。
こちらも、高校生向けですから。
編集済み後の番組は、子供も安心して見られました。
その他の番組
中学受験の勉強を始めた、小学4年生~5年生の頃には、
*見えるぞ!ニッポン
*歴史にドキリ
なども、楽しく見ていました。
【余談ですが…】
実は、今年の夏に、「日本人のおなまえっ!」という番組を見ました。
番組の宣伝をたまたま目にした子供が、「面白そう」と言うので録画しておいたのです。
「トリンドル玲奈」さんが出演されていた回でした。
そうしたら、見終わってから、子供に「鳥取の(トリンドルさん)…?」と言われました。
(初めてご本人を見せられた。😄)
「鳥取」→「トリンドル」の話をしてから、もう4年ぐらい経っているんですけどね。
番組内では、「トリンドル」(お父さんの苗字)や「肉丸」(お母さんの苗字)が珍しい、というトリンドル玲奈さん自身のお話もありました。
そして、結婚して苗字が変わる場合には、これらを超える珍しい苗字が良いかも、というような希望を語られていたのです。
私はひそかに、「鳥取」さんとかどうかな!と思ったのでした。😊
(2020年10月の記事です。)
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