以前、社会科の対策として、「簡単には忘れない暗記方法」について書きました。
今回は、「繰り返し」を効率よくするための工夫についてです。
基本的には、すでに手元にある教材を利用していました。
(内容の理解や暗記に時間を使うため、まとめ直しなどはできるだけせずに!)
(original photo: sweetlouise)
ボイスレコーダー
全国模試などの社会の問題では、まとまった文章が、幾つか出てきます。
その文章に沿って、各問題に答えていく、という形式なので。
そこで使われている文章というのが、どれも素晴らしいのです。🤗
適度な長さの中に、様々な情報が、関連付けされながら織り込まれていて、内容が濃い!
しかも子供向けに、理解しやすく、読みやすい文体で書かれています。
(読解問題にならないように、気配りがされているのかも。)
練りに練られた(?)文章だな、と感じていました。
それなのに、通常は、あまり注目されていません。😥
子供たちは、テストの時にざっと読み、その後の見直しの時に、(間違った箇所だけ)目を通すぐらいではないでしょうか。
それでもまだマシな方で、まともに読まれない可能性も…
というのも、社会は問題量が多いので、「文章をじっくり読んでいたら時間が足りない」ということも、めずらしくないからです。
文章を一切読まずに、「穴埋めの前後や下線部だけを見て、質問に答える」方法で解答することも多いと思います。
なんだかもったいないので、これらの文章を再利用したいと考えていました。
でも、普段の勉強もあるので、試験の問題用紙を、何回も読み返している時間はありません…
そこで、文章を読み上げて、スマホのボイスレコーダーで録音してみました。
(穴埋め部分には正解をあてはめて読み、間違えた問題や答えも一緒に録音。)
(image: Memed_Nurrohmad)
そうしてできた音声は、日特(日能研入試問題研究特別講座)の行きのバスなどで、子供に聴かせていました。
ちょっとした道のりで時間があり、乗り物内で文字を読むよりは良いかと思いまして。
行きは、テスト直前ということもあり、真剣に聴いてもらえるチャンスでした。
本人の希望で、寝る前には、スピーカーで聴かせたりもしていました。
「今日はどれにしようか?」と、選んで。
1回分が数分と短いので、それほど時間もかかりませんから。
準備しておいて、隙間時間に利用できるのが良かったです。
使えることが分かってからは、よくテストで出題されていたテーマを選び、子供が学校に行っている間などに、せっせと録音していました。
(このような一覧画面になります。↓ )
そして、タイトルから1つ選ぶと、下の画面になります。(↓)
分かっているところは飛ばしたり、逆に、よく聞けなかったところを繰り返したりも簡単!
再生スピードを、2倍まで速められるのがまた良かったです。
(image: Memed_Nurrohmad)
番号の付いているタイトルは、「メモリーチェック」に載っていた文章です。
この問題集のテーマごとの番号も付けることにしていました。
地理・歴史・公民が混じっていますが、構いませんでした。
文章によっては、これらの要素が全部入っていることもあるので!
もし、録音した音声がもっと多くなっていたら、タイトルの最初に印をつけて分別していたかもしれません。
タイトルを入力しないと、下の画像の上から2番目のように、日付と時間の番号のままになります。(↓)
録音したらすぐに、文章のテーマを示すタイトルを付けておくと、後でラクです。😊
メモリーチェック
上記でも触れた問題集。
日能研で使うのは、これですね!
地理・歴史・公民が、1冊にまとまっています。
2冊ありますが、1冊は、個人で購入しました。
片方には、答えを直接書き込み、すぐに答え合わせができる仕様にしたかったので。
(フリクションの赤ペンを使用。)
何回も繰り返し見ることが、面倒にならないようにするためです。
(解答の冊子は見づらいので。)
このメモリーチェックですが、毎年6年生の夏に最新版が発行され、それから取り組むことになっています。
でも、もっと早くから利用したかったです。🙄
中学受験勉強を始める時ぐらいから...
その時点で購入できる最新年度の1冊を繰り返して完璧にしておき、6年生の夏以降は、最新版を繰り返すという方法にすれば良かったかもしれない…と、思っているのです。
中学受験に必要な知識というのは、ガラリと変わる訳ではないので。
(ネットで簡単に購入できることですし。 ↓)
暗記カード
基本的に、「まとめ直し」には時間を使わないことにしていたのですが...
よほどのことに関しては、カードを作っていました。
子供が覚えられなくて困っていたら、「これは、カードにしておくね!」と言って。
特に、よく出題されて、混乱しがちな内容についてです。
もともと、家にあったカードファイルを利用して、裏表がすぐに見られるように入れていました。
このような、小さくて薄いファイルです。
(↓)
開いた時に、関連する内容がぱっと見られて、比較できるのが良いです。
右側は、江戸時代の三大改革。(↓→)
左側は、大規模な一揆(の裏の説明)。(↓←)
仏教の各宗派を広めた方々。(↓)
(これも、すぐ混乱してしまう内容。💦)
子供が、ファイルにマーカーで印を付けたり、カードにイラストを書いたりも。
「社会保障関係費」は特に重要だったみたいで、2枚あります。
裏には、それぞれ別の詳しい説明が。
この他には...
「信濃川」「利根川」「富士川」それぞれについて、上流の川の名前を書いたもの。
「天然三大美林」と「人工三大美林」
「古米対策」「保温折衷苗代」(←図解)
「各工業地帯」(各都市と主要工業。造船業・・・神戸 など。)
「承平・天慶の乱」「前九年の役」「後三年の役」「保元の乱」「平治の乱」「承久の乱」の戦い関係。
「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」
などです。
これは、頻繁に出題されるのに、なかなか覚えられなかった言葉の説明。
(↓)
「地方自治」です。
こんな語呂合わせを書いたこと、すっかり忘れていました…😓
カードの枚数はそれほど多くはなくて、小ファイル2冊分だけです。
テスト直前に、「これだけ見る」物として使ったりもしていました。
(2020年11月の記事です。)
(社会については、こちらにも書きました。 ↓ )
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