前回、夏休み中に英検と数検の勉強をしていた、と書きました。
今、検定に受かったところで、もちろん何の役にも立たない訳ですが…
でも、私には、子供に受けさせたい理由があります。
(image: JanBirdie)
子供が検定を受ける意味
将来、何かの資格試験を受ける時のために、勉強の仕方を身に付ける機会になると思っているのです。
「効率がよく、本人に合っている勉強方法」に気付くことが重要かな、と。
やっぱり、心配性の私としては、子供の将来が一番気にかかります。
いつ何が起こるか分からないので、自分が元気なうちに、「できることはやっておきたい!」というか。
そして今、具体的にできることは、検定の受験かな?と…
勉強の仕方を、子供が会得するまで、見守りたいと思っています。
大人でさえも、自分のための勉強となると、なかなかできないもの。😅
学校の普段の勉強については、本人にまかせていますが、
検定に関しては、親が寄り添う形で、「自分で勉強内容と時間を管理できる」ところまで、いけたらいいなと考えています。
中高一貫校に通っているということで、このような自分のペースに合わせた勉強に時間を使えるという利点もあるので。
勉強の進め方
英検も数検も、4級から受験させたのですが、これには訳があります。
低い級から、その範囲を本当に理解して、1段1段上った方が良いと思うのです。
選択問題で、たまたま良い点を取れたとしても、それでは本来の目的を果たせていないので。
受かることよりも、内容を理解することや、そのためにはどうしたらよいのかを考える方が重要と考えていますから。
ちなみに、英検に関しては、5級のテキストから勉強を始めました。
それでも、子供にとっては、難しい内容だったので、無駄では無かったようです。
春休み中から始めて、5級のテキストを終えた後、4級のテキストに移りました。
具体的な勉強方法
受験する級のテキストを1冊決めて、じっくりと取り組みます。
「試験までに範囲が終わらなさそうだったら、申し込まなければ良い」というぐらいの気持ちで。
(勉強方法を会得することが重要!🤗)
また、前後の予定で無理があるといけないので、どの回に受験するのかは、親子で相談して決めています。
(original photo: congerdesign)
実際に行っている検定対策
【英検】 (実用英語技能検定)
《説明の部分》
(最初から最後まで丁寧に読む。)
*難しい内容は、身近なことに置き換えて話す。
*途中の英文や単語は、子供に読ませる。
*発音が次回思い出せなさそうな部分は、テキストに書き込ませる。
(自力で復習できるように。)
*新しく覚える単語には、色鉛筆かマーカーで印を付ける。
《練習問題》
(1問1問を大切にする。)
*まず、推測で選べそうなら選ばせる。
*その後、本文や質問文、解答部分の英文を子供に読ませて、訳させる。
*間違っている所を確認する。
*1回で覚えられない箇所、重要な内容には、線を引きながら説明する。
(復習しやすくする。)
《復習》
(子供がひとりで復習できるように、タイミングをみて、声をかける。)
*復習では、その範囲の英文を読めるか、意味を理解できるかどうかを確認。
*覚えていない単語は、前後から推測して意味を思い出し、何回か繰り返して、前後を見なくても、意味が浮かぶようにする。
(印をつけてあるので、苦手な単語がすぐに目に入る。)
(image: gingertea)
【数検】 (実用数学技能検定)
《範囲の学習》
(すでに学んだことが範囲になっていることもあり、分かるところと、初めて勉強する内容がある。)
*今まで習っていない内容は、説明を詳しく読み、理解してから練習問題に取り組む。
*自力で解けた練習問題の番号には、色鉛筆かマーカーで丸をつける。
*不得意な単元の次には、得意な単元、というように、(テキスト通りではなく)順番を変えると、気持ちの負担が少なく進められる。
《復習》
(学んだ内容を忘れないうちに、ひとりで復習できるように声をかける。)
*解けた問題も、すらすら解けるようになるまで繰り返す。
(より速く正確に解けるように。)
《過去問題》
(テキストが終わったら取り組む。)
*5~6回分ぐらい。
*テキストと同じように(↑)、丁寧に見直しをする。
*自力で解けるようになるまで、繰り返す。
【漢検】 (日本漢字能力検定)
(声をかけるのみで、子供ひとりで勉強。)
*問題集と過去問題で、間違った箇所を完璧に解けるようにする。
勉強時間
平日は、学校の宿題などもあり、時間があまり取れません。
(家で好きなことをする、休憩時間も重要!😁)
それなので、1日に「15分×3回程度」としています。
(短い時間でも、集中すれば結構できます。)
試験日までにやるべきことを確認しつつ、休日は、少し長めに。
試験日の1か月前までには、直前1か月の毎日の勉強範囲を、カレンダーのような用紙に書き出しています。
そうすると、必要以上にあせらなくて良いです。
(テキストの章の番号や、過去問題の何回目、などをメモするだけ。)
1週間前からは、他の検定の勉強はせずに、直前の試験のために時間を使っています。
(ちなみに、中間・期末テストの前1週間なども、同じく検定の勉強はしませんでした。)
検定の魅力
「何回も受けない」という覚悟で
検定試験は、他者との競争ではありません。
また、「一生に1度しか受けられない」という緊張もありません。
とても気楽に受けられるのは、魅力の1つです。😊
でもあえて、「1回で合格する!」という覚悟をもって準備することが重要だと思います。
「また次があるから」と思っていたら、なかなか自分を追い込めないので。
また、理解できないまま受験しても、試験中や行き帰りの時間が無駄になってしまいますし。
自信がつく
合格した結果というのは、客観的に人から認められる貴重なチャンスですよね。
勉強をした内容は忘れてしまっても、「試験に向けて頑張った」という事実は残ります。
勉強の仕方も少しずつ身に付き、他のテストにも活かせます。
そうして、自分に自信が持てたら幸せです。
(original image: Sanndy Anghan)
私が実感していること
十分な対策をして受ける試験ほど、楽しいものはない!
試験中、理解できて、解ける喜び。
そして、受かった時の、うれしい気持ち。
気軽に受験できる検定で、たくさん感じてほしいと思っています。😀
おすすめのテキスト
【英検】
まだ学校で学習していないことでも、詳しいテキストに沿って学習すれば、難しくありません。
イラストもかわいらしく、楽しく学べる雰囲気になっています。
(↓)
【数検】
4級受験のときには、別のテキストを使っていたのです。
でも、説明などが分かりにくかったので、3級からはこちらにしました。
説明も分かりやすく、練習問題も、ためになるものが厳選されています。
公式についての詳しい解説なども補足されていて、学習者に優しい内容です。
(↓)
(2019年9月の記事でした。)
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