手作り布マスクのノーズワイヤ(ノーズフィッター)として、熱い注目を集めているテクノロート。
今回は、簡単な加工方法について書いていきます。
切断する
私は、マスク1枚に、10cm ~11cm 使っています。
カットされていない状態で販売されている物が多く、好みの長さにできるのが良いですね。
個人的には、左右の頬の一番高い所までノーズワイヤがあると、マスクがずれない気がします。
話したり、笑ったりする程度では。
カットするのは、一般的な紙用のはさみで大丈夫。
刃の根本をテクノロートにあて、ギリギリ、ギリギリと、少しずつ切れば、あまり力を使わずにすみます。
テクノロートをつかんでいる方の肘を、テーブルなどに固定すると、さらにラクです。😙
(original image: mohamed_hassan)
テクノロートは、割けるのか?
私が使っているテクノロートの幅は、6mmです。
市販の使い捨てマスクに使用されているノーズワイヤ(ノーズフィッター)の幅は、 3mmぐらい。
それなので、幅が6mm以上のテクノロートを半分に割き、2本分として使えるのかどうか、気になりました。
そして実際にやってみたら、一般的な紙用ハサミで、簡単に切り分けられることが判明!
コツがあります。(👇)
テクノロートの奥を、親指・人差し指・中指で押さえて…
薬指・小指で、ハサミの刃の下を支えるのです。
(↓)
そして、肘をテーブルで固定し、刃の根本から切ります。
横からカットするときよりも、力は必要ありません。
(見やすいので、分別用ハサミを使って写真を撮りました。)
半分ぐらい切ったら、残りの半分を手前に持ち直して…
同じように、刃の根本から切ります。
(テクノロートを、しっかりとつかむことがポイント!)
キレイに割けました!
(↓)
端をなめらかに!
ハサミで簡単にカットできるテクノロートですが、その切り口の鋭さが問題になります。😟
ガーゼや薄い布などに包んで使用した場合、ナイフのように糸を切ってしまう可能性が高いので。
(マスクの材料となる布は、たいてい薄くて柔らかい生地なのに!)
私は、マスクを洗濯機で洗いたいというのもあるので、簡単に破けないような作りにする必要がありました。
そして、手軽な「端の処理方法」を見つけたのでした。
つめ切りを使うのです。
尖った角を挟むようにして、切っていきます。
(子供用のつめ切りを使いましたが、もちろん大人用でもOK。😉)
サクサクと気持ちの良い音を立てて、切ることができます。
ハサミで切り離した時にできた、フチ部分の厚みも、つめ切りで切り落としてなめらかに!
手で触ってみて、強く当たるところが無くなれば、端の処理は完了です。
テクノロート、ちょっと弱い?
加工もラクで、とても使い勝手の良い素材であることは、分かったのですが…
実際に、マスク内に縫い込んでみたら、テクノロートの形状保持力は、弱くなってしまいました。
そうです。
布が横にピンと張る力が意外と強く、それにつられてしまうのでした。
テクノロート単体では、驚くほど自由自在に曲がり、その位置で固定できていたのに!
(「夢の新素材!😍」って、多少浮かれていましたよ、私は…)
でも、もしかしたら、私だけなのかも?
テクノロートの「形状保持力が弱い」と、感じてしまうのは。
というのも、もともと私は、もっと強い素材を使用していたのです。
それは、リボン状のアルミです。
(こちら。 ↓ )
アクセサリー作成用の素材として、販売されていた平たいアルミ。
4月の時点では、お手頃価格で、安心そうな素材が他に見つからず、こちらを使っていました。
(ペンチで挟んで切り、端を折り曲げて使用。)
厚み1mm、幅5mmで、かなりのホールド力があります。
手で自由に曲げられ、しかも、1度固定したら形状がほとんど勝手に変わらない!
頼れる形状維持材として活躍してくれています。
(ここまで強い物を知ってしまっていたので、テクノロートが弱いかのように感じてしまうのも当然かな…)
ただ、このアルミのノーズワイヤ(ノーズフィッター)にも、難点はあるのです。
まず、マスクの上から片手で押さえてフィットさせるには、強すぎること。
両手で形を付け、固定する必要があります。
(不織布のマスクと同じように、片手で鼻に押さえつけて固定しようとしたら、鼻が痛いぐらい。)
それなので、プレゼント用のマスクに使用する場合には、説明の必要があり、面倒です。
また、アルミの性質としてアルカリに弱いので、強アルカリ水での消毒には不向き。
マスク作成時にも、(ペンチで曲げた)端に5mmほどの厚みがあり、縫い込みに気をつかいます。
(こちらは、端の鋭さを「つめ切り」で整えることはできませんでした。)
そいういう訳で、テクノロートへの期待も大きかったのです。
そして、買えるようになったところで、さっそく使ってみましたが...
しっかりと形も付けられるし、マスクの使用中に、真っ直ぐのびてしまう訳でもありません。
でも、支えてくれるような安心感が、アルミほどは無いのです。😮
テクノロートの厚みが薄いことも、関係していると思います。
アルミのリボンの半分なので。
(マスク作成時には、その薄さのおかげでラクラクでしたけど。)
(テクノロートを縫い込んだマスク。 ↓ )
(紫の布の内側に入れています。)
布がしっかりしていることもあり、布の力に負けそうです。
そこで、半分に割いたテクノロートを追加して、1.5本分にしてみました。
(↓)
形状保持力がアップ!
(こちらは、2本分使用。 ↓)
上下に並べても、前後に重ねても、強度は2倍ほどになりそう。
(測定した訳ではなく、あくまでも個人的な感覚!😎)
前後に重ねた場合、テクノロートの間に洗濯後の水分が残る可能性もあるかと思い、上下に2本縫い込みました。
これで、かなりのホールド感を得られます。
1本縫い込む時よりも、手間がかかってしまうことだけが問題!
(その他の希望は、すべてかなったということです。😊)
そう考えていたら…
また別の素材に出会い、試してみることができました。
少し工夫して使うと、1番便利なノーズフィッターかもしれません!
今度は、その形状保持材についても、書きたいと思っています。
(2020年7月の記事でした。)
テクノロートの耐熱性については、こちらです。(↓)
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