(image: OpenClipart-Vectors)
昨年から、娘はカマキリの魅力にはまっています。
クラスの男の子たちが教室でカマキリを飼っていたので、自分も育てたいと思ったようです。
でも、探し回ったのは秋で、もうあまり見かけなくなった時期。
なんとか近所で見つけて、私が捕獲。それから、かなり長い期間、育てました。
(original photo: Fotocitizen)
そして今年の春
家のすぐ近くで見つけたカマキリの卵から、いつ出てくるかと、楽しみにしていました。
そして、先月の5月14日、娘が何気なく外を見ていた時に、小さい小さいカマキリを見つけたのです。
卵を入れていた飼育ケースから、抜け出した1匹でした。
前日の朝、ケースを見たときには、何も変化はなかったので、その後出てきたらしい。
1匹だけ空き瓶に残して、兄弟は卵を見つけた場所に逃がしました。
赤ちゃんカマキリを育てることは、娘の夢!
まるでミニチュア・フィギュアのように小さいカマキリは、確かにかわいらしい!!
でも、私としては、本当に育てられるのか、大変ではないのか、悩ましい問題でした。
この時のために、準備していたものとは...
『ぼくの わたしの こんちゅうえん』《(福音館書店) 小林俊樹(文)》という本です。
(↓)
この本には、身近な虫の、詳しい「飼い方」が載っています。
カマキリに関しては、生まれたての幼虫の飼い方を、特に詳しく説明しているのです。
ショウジョウバエを集める容器と、カマキリを入れる容器の2段重ねの飼育ケースを手作りする、という内容。
2つの容器に開けた穴越しに、ショウジョウバエが出入りできるという仕組みです。
こ、これを、とうとうやるのかー!(逃げ道はない!)と、覚悟を決めた私。
娘とアイディアを出し合って、あれこれ相談しているうちに、コバエよりも小さい虫が3匹ぐらいつかまりました。
外出中に白い服に付いてくるような虫です。
そっと、カマキリの赤ちゃんの瓶に入れてみました。
上記の装置?を作るまでは、この方法でなんとか!と思いつつ。
うまくいかない?!
でもなんと、そのうちの1匹も食べないまま、1日が経ってしまいました。
こんな小さいハエも食べないとしたら、ショウジョウバエを集めても無理。
それは、虫に詳しい娘にも、よく分かっていることでした。
少しでも調子悪そうだったら、逃がす約束ではいましたが、このままだと、少しも飼えないのでは...
今まで、幾つかの種類の虫を育ててこれたのは、ちゃんと食べて、ふんをしているのを確認できたからです。
それが確実にできない、ほとんどの虫は、捕まえても逃がしてきました。
ちょっとしたヒントのおかげで!
赤ちゃんが出てきた日の翌日は、日能研の日(しかも理科のある日)でした。
理科の先生とカマキリについて話した娘が、興奮して帰ってきました。
先生は、「コバエよりももっと小さい、ダニぐらい小さい虫を食べるよ」と話していたそうです。
そうかー!!
さっそく娘と、雑草の生えている所に行き、クローバーを摘んできました。
(image: cocoparisienne)
クローバーの花の中には、かなり小さい虫がよく入っているので、食べられるんじゃないかな?と。
茎には、小さいアブラムシが付いていて、小さいカマキリには、ちょうど良さそうなサイズでした。
次の日、瓶の中のアブラムシが減っていて、カマキリの赤ちゃんも元気そうでした。
それから、アブラムシのよく付いているクローバーやノゲシを探して、瓶に入れるお世話を続け、最初1センチ程だった幼虫は、すくすく育ちました。
瓶の口は、ガーゼをかぶせ、髪ゴムでとめています。
そして、2日に1回程、そのガーゼの1部分に少しだけ水を付けています。
(成虫を飼っていたときにも、別の方法で水をあげていたので。)
しばらく「カマキリの赤ちゃん」と呼んでいましたが、いつのまにか娘は「いちごミルクちゃん」と名付けていました。
( ↓ 孵化後3週間の、いちごミルクちゃん)
今は4週間経ち、糸のように細かった体が、竹串ぐらいの太さになり、長さは、卵から出てきた時の3倍以上になりました。
(2017年6月の記事です。)
(↓)素敵な写真盛りだくさん!の「カマキリ図鑑」についてはこちらです。
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