【ホワイト・オランダー】①アリソン・ローマン主演作!

2021/08/11

映画 感想・考察

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「ビッグ・フィッシュ」で、アリソン・ローマンを知った私。

それから、この女優さんのことが気になって...😊

そして最初に観たのが、「ホワイト・オランダー」です。


2002年アメリカ制作・公開なので、アリソン・ローマンは22歳頃。

主人公アストリッドの15歳頃から19歳頃までを演じています。


前の記事で書いた通り、私は、もともとエミリア・クラークが好きなのです。

彼女とアリソン・ローマンとの共通点を探しながら観ていました。😉 


(映画を観てから、ここから先は読んでください!)


(photo: Free-Photos)


 本当に似ている!と感じるのは私だけ・・・?


1番目の里親(ロビン・ライト)の家にいる頃。

「金髪ロングヘアー+薄化粧」のアリソン・ローマンは、「デナーリス姿」のエミリア・クラークに、かなり似ていると感じる箇所がありました!


*その家に初めて来た日の夜、外で実母(ミシェル・ファイファー)を想い、泣いているシーン

*里親を続けられないと言われ、自分を追い出さないようにと、里親を説得するシーン


エミリア・クラークよりも線が細いかな?

映画を観ながら、アリソン・ローマンの魅力に、ますますはまる私でした。😆


深みのあるストーリー、そして「母との対決」


原作が良いのでしょう。

映画でも、それぞれのキャラクターの思いや行動が、きめ細やかに描かれています。

映像で表現されているシーンの奥に、リアルな世界の存在を感じさせてくれました。


クライマックスは、アストリッドの「母との対決」ですね。😠 


実母ときっぱり縁を切り、「3番目の里親(スヴェトラーナ・エフレモヴァ)+別の里子2人」で、(すさんでいるけれども)精神的には自由な生活を送っていたときです。

母の弁護士が、裁判で母に有利な証言をさせようと、アストリッドを訪ねてきて・・・


アストリッドには、昔から気になっていることがありました。

そのことについて、「母からまともな答えをもらうチャンスは今しかない! 🙁」と思ったのでしょう。

証言をする約束の代わりに、自分の質問に答えるようにと、母親に取引を持ち掛けます。


①まず、父親のこと。そして母から聞かされたのは...

  

・アストリッドが生まれて半年で、母子を捨て、出て行った。

(母は、悔しくて隠していた。)

・アストリッドが8歳の時に会いに来たが、母が会わせず追い返した。

(娘の気持ちは無視 。)


②次に、アニーという女性(アストリッドがよく肖像画を描いているが、名前と顔だけしか分からない人)のこと・・・


・アストリッドが幼い頃に、(母が子育てから逃れたくて、)娘を置き去りにした家の女性。

(その事実を隠すために黙っていた。)

・母が、約1年後に迎えに行くまで、アストリッドの世話をしてくれていた。

(娘に優しくしてくれた人なのに、母の都合で関係を断っている。)


(original photo: Allan Mas)


母の告白は、言い訳がましいものでした。😕

アストリッドの言うとおり、母は全部自分の都合ばかり優先させてきたのです。


元恋人バリーの殺害も、「それで娘がどうなるか」など、全く考えていない身勝手な行動でしたし。


これまでと同様、自分は悪くないと開き直る母。

アストリッドは、「すさんだ生活をしている自分を元に戻したかったら、(偽りの)証言なんてさせないで」と母に対峙します。

母親は、自分自身(刑務所から出ること)を犠牲にしてでも、娘(の人生)を優先できるのか?という、究極の選択を突き付けたのです!


その場で即答できなかった母は、自分の身勝手さを、初めて自覚したのかもしれません。

自分自身で信じ込もうとしていたほど、強くて立派な母親ではなかったことも...?


結局、裁判の日、母は娘に証言をさせないと決め...

アストリッドは、やっと母の束縛から解放されたのでした。🙂


幼い娘を置き去りにしたことを話しながら、涙を流した母親。

自分自身に対して甘く、弱い、母親としては普通の女性だったのですね。

そして、証言をさせないことで、(自分が理想とするような)強い母親になるという意思を表したのかな?と思いました。

(もしかしたら、母親のプライドが優先しただけかもしれないけれど・・・)


気持ちのいいハッピーエンド


つらい生活の中でも、希望はありました。

青少年用施設(マッキニー・ホール)で出会った、ポール(パトリック・フュジット)という少年の存在です。😃

その後、里子として行く先々で、アストリッドの服装や髪型ががらりと変わるんです。

でも、そんな外見の違いなどは気にせず、ふんわりと寄り添ってくれていました。


(original photo: Arthur Brognoli)


アストリッドが、心を許し、頼ることができる相手と出会えたこと。

そのおかげで、「自分勝手な母親の束縛からの解放」だけではない、未来への希望が感じられるハッピーエンドになったと感じました。😃 



(※2017年2月の記事を更新しました。)



※「ホワイト・オランダー」は、現在、ツタヤの宅配レンタルか、ネットレンタルで観られるようです。









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