小説「ロビンソン・クルーソー」をもとに、作られたドラマがありました!
(全然知りませんでしたー。😲)
この小説、私は高校生の時に読み、大好きだったのです。
その頃、自給自足の生活に憧れていたこともあり、物語の「無人島世界」にひたっていました。
(懐かしい...)
(original image: Ekrulila)
そして、「あの世界を、実写で見られるの?」と、期待を膨らませ、このドラマを観始めたのですが...
開始3分で、
あれ?
「なんか、予想していたのと違うぞ🤨」と、思ったのでした。
小説のストーリーを、そのままなぞっていくドラマでは無かったのですっ!
もちろん、小説が元には、なっています。
でも、小説には描かれてないエピソードが、盛りだくさん!
このドラマは、
(無人島への漂着から、かなりの年月が経った後の、)
おじさんふたりの「友情」と「冒険」の物語 on the 無人島
なのでした。
ふたりというのは、ロビンソン・クルーソーとフライデーですね。
「なんか、むさ苦しそう~」と、思われてしまうかもしれませんが...
そんなことはありません!
ふたりはむしろ、一般人よりも、ずっとおしゃれなんです。
天然素材のアクセサリーを、毎日さりげなく身に付けていて、その種類も豊富。
しかも、彼らの暮らすツリーハウスは、リゾートホテル顔負けの、素敵なオープン・コテージ!
あり合わせの物で作られた様々な装置のおかげで、生活は快適そのものです。
おじさんふたりが、できる限り、日々の暮らしを豊かにしようとしていのが分かります。
しかも彼らは、細かいことでガタガタ言わない!
どちらも、様々な修羅場をくぐり抜け、現在に至っているから、というのが伝わってきます。
観ている側は、いつの間にか、応援したくなっているという...
背後には、無人島の、息をのむような美しい景色!
なんと、美女も登場します。
回想シーンだけではなくて、無人島にも...
さすがにこれは、期待もしていませんでしたよ。
そんな見どころが、ちりばめられているドラマでした。✨
もちろん、ツッコミどころも満載で、それを楽しむドラマでもあります。
例えば...
スーパーで売られているような、形の良いオレンジやピンクグレープフルーツが出てきたりするのです。
何の説明もなく。
確かに、一瞬「えっ?!」と目を疑いました。
「いったい、どこから...?」と、ツッコミますよね。
でも、このようなシーンも、小説で印象に残っているエピソードから、解釈することも可能かもしれません。
ロビンソン・クルーソーが無人島に漂着した後、沈みかけた船に何度も往復して、必要な物を島まで運んだ、という内容があったのです。
「あの時に、船に残っていた果物か、それとも、荷物と一緒に紛れ込んでいた種を、島に持ってきたのではないか?
または、船で、苗木を育てていたという可能性もあるかも...
それを、南国の栄養豊富な土に植え、品種改良もしていったのでは?」
なんて。😅
同じく、他の「違和感が楽しいシーン」も、ある程度説明ができる範囲で作られています。
こんな風に、ドラマは、小説の設定をもとに、「ありうるかもしれない」お話でできているのです。
それを、快適なリビングで、楽しく鑑賞できるとは...
なんとも贅沢なことなのかもしれないと思いました。
「やっぱり、遭難するなら南の海だわ!」なんて考えながら。
日本の「ヒーロー物」の流れを受け継ぐかのような、お話の回もありました。
内心ツッコミながら、すごく安心して見ていられました。😁
この回に限らず、
「現実世界では、あんなに頭をぶつけて、何事も無かったように復活するのは、ホント無理だから!」
と思うことが何回もあって...
危険なので、絶対に真似しないでもらいたいと思います。
そして、全12話中の、ラスト2話で、話は急展開!
登場人物が、それまでとは違った行動に出たり...
伏線が次々と回収されていったり...
そういうストーリー自体も、楽しめるドラマです。
観始めた時には、原作から離れていて、ちょっとびっくりした、このドラマ。
結局は、むしろそのおかげで、とっても楽しめました。
小説を読んでから映画を観るという順番が、あまりお勧めできないことは、前回書いたとおりです。
(「劇場版 エデンの東」で、やってしまって。)
今回のドラマを観て、「原作と違う内容である方が、楽しめる人が多いのかもしれない」と気付いたりもしました。
特に「ロビンソン・クルーソー」は、すでに知っている人がたくさんいることが前提になっている訳ですし。
むしろ、原作をよく知っていて、大好きな人こそが楽しめる作品として仕上げたのではないか、と思いました。
ドラマでも、ロビンソン・クルーソーの、工夫や、めげない精神、誠実さが、堪能できますから。
あまりに楽しかったので、ドラマを観終わって、ちょっと、日常生活がつまんなく感じてしまったのでした。💧
他の実写作品については、改めて書きます。
【本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください】
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