前回、私の宝として、大好きな缶を紹介しました。
紅茶専門店で入手した、ティーポット柄が素敵な品でしたね。
今回は、紅茶用の、グラスとソーサーのセットです。
(↓)
グラス・ソーサー・ミニスプーン。
これで1セット❣
この宝と出会ったのは、私が高校生の時。
初めてトルコに行き、購入した物なのです。
チャイグラス・セットの魅力
トルコでは、行く先々で、チャイ(ホットティー)のサービスがありました。
そして必ず、このようなグラスに入れてくれます。
ソーサーには、角砂糖が載っていて、ストレートティーを甘くして飲む習慣らしい。
砂糖をすくったり、かき混ぜてとかすために、ちっちゃいスプーンが添えられているのです。
私にとっては、このティーセットが、かわいくてかわいくて。
グラスの高さは、10センチほど。
一式全体がコンパクトで、おままごとのセットみたいなんです。
また、グラスの底がぷっくりしていて、口のところが広がっているのが、なんとも愛らしい。🥰
(実際は、実用的で理にかなっている形状!)
ソーサーは薄い金属製。
軽くて扱いやすく、おもちゃみたいな魅力があります。
この、グラスやソーサーのデザインは様々。
あちこちで見かけた後、私の頭の中には、自分にとっての「理想のチャイグラス・セット」というのが出来上がっていたのでした。
それは...
グラスは無地で、ソーサーは青色。
スプーンは、ソーサーと関連のある色がいいかな...と。
理想のセットを求めて
そして、「絶対に買って帰る!」と、意気込んで向かったのが、グランドバザールです。
そこは、有名な観光名所でもある、屋根付き巨大市場。
チャイ・グッズも、売られているらしい...
(グランドバザールの様子。こんなに混んではいなかったです。💦 ↓ )
(original photo: polatdover)
ここでは、こぢんまりとしたお店が軒を連ねています。
そして、各店舗の前には、お客さんを呼び込む店員が!( ↑ 🙄)
観光客を待ち構えているのです。
さっそく、端からお店を見ていく私。
目的を「理想のチャイグラス・セット」に絞り、他の物をじっくりと見ているヒマなどありません。
(ランプ関係のお店。 ↓ )
(original photo: Meruyert Gonullu)
すぐに、12歳ぐらい(?)の男の子が、「何を探しているのだろう」と、近づいてきました。
そして、チャイのセットを探していると知り、私がこれから向かう数件先の、チャイ・グッズのお店の主人に、
「あの人、グラスを買うよ」と、教えている...
お店の人は、そうかそうかと、勧めてくるけれど、私が求めている品ではないのです。
「これは、柄が違う。お皿が青いのを探しているから。」と断ると、一気に力が抜ける主人。
「こっちの方がいいだろう!!」などと言って、自分の店の商品を押し付けたりはしません。
呼び込みが強引なだけに、その引き際のあっさり具合が、妙に印象に残っています。😅
私のように、「どうしても買いたい物がある」という相手には、それ以外は売れないと分かっているのかも...?
さっさと、次のお客の呼び込みに切り替えていますから。
特に目的もなく、ぶらぶらと散策している人たちが、彼らのターゲットのようなのです。😯
さっそく少年は、先回りして、「青いの、青い皿」と伝えている様子。
でも、なかなか扱っていないみたいです。
そうなると、すぐに興味を失うおじさん達。
しばらくして、とうとう青いソーサーが見つかりました。
ところが、グラスが無地ではない...
それまでにも、無地のグラスというのは、ほとんど見かけませんでしたし。
お土産物としては、模様が入っている方が人気あるのかも...?
ひと手間かかっているのは、確かですが。🤨
(金属製品やガラス製品を扱っているお店。 ↓ )
(original photo: Meruyert Gonullu)
この写真の右下は、お店の人が使用中のグラスと思われます。
このように、線の模様が入っている物が多いのです。
金色・銀色模様の、「何がそんなに問題か」と言いますと...
お店で使われていたグラスでは、所々、この模様が薄くなっていたのです。
剥がれやすいみたいで。
そして、すさんだ印象を醸し出してしまっていました。
でも、最初から模様が無ければ、劣化の心配も無いのです!😊
青いソーサーが見つかったのに、まだ探し続けている私に、少年は興味津々でした。
彼は察しが良いので、お店の主人と私の様子を見て、すぐに理解。
とうとう、青いソーサーのセットと、無地のグラスのセットという、別々の2種類を扱っているお店に行き当たりました。
お店の主人は、それぞれのセットをバラせばいいだろう、と言ってくれて。
やっと、理想のセットが見つかり(作れることになり)、急に別の事が心配になってきました。
それぞれのセットは、6個組とか、それ以上の数をまとめて販売されているのです。
その「ひとまとめ」を載せるトレーも一緒になっていたような...
ところが、私が買いたいのは、2セットだけ。
(これだけ探して!なんですけど。😓)
でも、そんな買い方はできないかも...
かと言って、6セットも持ち帰るなんて無理...
ところが、お店の主人は、「2セット買いたい」と言っても、全く気にしていませんでした。
「全部まとめて買ってくれないと困る!」などとは、一切言わないのです。
半端な数になってしまったセットの残りは、大丈夫だったのでしょうか...😥
仕入れ先から、必要な分だけ、買い足せるシステムになっていたのなら、良いのですが。
ちなみに、2セットで500円ぐらいだったのではないか?と思います。
工芸品などではなく、量産品ですからね!
それでも、このセットがどれだけ「レアな品」であったことでしょう!
(グラスを横から見た様子。光が入って、結局よく分からない。😶↓ )
グラスは、もっと飾り気のない物を探していましたが...
でも、思いがけず、見たことのないような、彫り模様のグラスだけ見つけられました。😮
そして、これはこれで、取り扱う時に滑りにくくて良いかもしれない、と一目で気に入ったのです。
グラスに多少の傷がついても、目立たなさそうですし!
お店の主人に、チャイグラス・ソーサー・スプーンを、それぞれ紙に包んでもらった私。
「とうとう、やったね!」という具合に、少年に笑いかけました。🙂
すると、彼はさーっと、どこかに行ってしまったのです。
また、新たな客を、探しにいったのではないかな、と思います。
お店の主人たちから、褒められるようなこともなく、感謝される訳でもなく...
人が探している物を、いち早く察して購入を見届けることが、この少年にとっての遊びだったのかもしれません。
私は、彼ならばきっと、お客のニーズを商売に取り入れる、かなり「やり手の店主」になれるだろう、と考えていました。
または、全く別の分野で活躍することになるかもしれない、とも。
ちょっとしたおしゃべりだけでも、できたら良かったなと思っています。
~発見!~
素敵な画像がありました。🤗
トルコには、「まるで異世界にあるかのような」モスクを見に行ったのです。
(↓)
(original photo: Konevi)
ドームの内側。なんと、手が込んでいるのでしょう!
(↓)
(original photo: NauticalVoyager)
イスタンブールの画像を探していて、おもしろい写真を見つけました。
(↓)
(original photo: Julia Volk)
お店の外壁に、かわいらしいチャイの壁画が...
その上には、「チャイ・ラヴ・ユー!..」の文字。
これは、「ay lav yu(アイ・ラヴ・ユー)」(2010年のトルコ映画のタイトルでもあります)の語呂合わせのようですが...💕
写真の右端に、すこーしだけ見えているロゴが、気になります。
スターバックス・コーヒーの真似っぽい!
上の写真を投稿していた、「Pexels」のユーザーさんの他の写真を、ひと通り見てみましたが、この場面はありませんでした。
残念っ!!
ところが、あっという間に、インターネット上で見つけましたよ。
こちらの記事に、写真が載っていました。😉
(↓)
「STARCAYS COFFEE(スターチャイズ・コーヒー)」って...
あと、ロゴ中央の方は誰?
と思っていたら...
フェイスブックに、このお店のアカウントが!
一目瞭然。😄
(↓)
0 件のコメント:
コメントを投稿