中学受験の時期になりました。
今回は、2年前、埼玉県内の学校を受験した時のことについて書いていきたいと思います。
東京の私立中学校の受験は、2月1日からです。
その前に始まる埼玉県の学校には、たくさんの6年生が、東京からも受けに行きます。
とても重要な試験なのです。😠
というのも、都内の試験日と近すぎない日程なので、無理なく受験を経験させてもらえる機会。
その時、何かしら反省することがあり、次の受験に活かすことができます。
それまで、(初めて行くような場所で)模試を受けたりもしてきましたが、本当の受験とは違うということが、実際に経験してみて分かりました。
また、東京の受験期間(←数日間しか無い)に子供が体調を崩した場合、全く受けられなくなる可能性もあります。
そうなると、中学受験はできないまま終わってしまう…ことになります。😰
近隣県の学校を受けることで、チャンスが2回になるのは魅力!
もちろん、受かったら通える範囲で、希望している学校を選んでいました。
説明会や、学園祭などでも伺った所です。
そして実際、この1月の受験を経験して良かったと思っています。
少々アセってしまうようなことや、気付かされることがあったので…
(original image: Vector Images)
受験初日の午前
初めて受けた学校というのは、毎年大量の受験生が押し寄せることで有名なS中学校でした。
結果は、合否のみではなく、受験した際の点数や合格点まで教えてもらえます。
それが魅力にもなっているのでした。
当日、その学校の最寄り駅は、子供と保護者で満員状態。
(電車も混んでいました。)
駅から、この時期ならではの寒さに凍えながら、歩道に列を作ってS学校に向かいました。
吹きつける風が、冷たかったです。
構内で子供と別れた後、私は、午後に受ける学校の受験会場に向かいました。
S学校から行ける範囲に、別の埼玉県内のH学校が試験会場を設けていたのです。
また改めて出かけるよりはラクなのではと、午前と午後で、2校申し込んでいました。
午後の会場に、私がひとりで行った理由は、2つあります。
まず、場所を確認しておきたかったこと。
午前の試験が終わったら、最短距離で子供を連れて行き、お昼ご飯を食べる時間を作りたかったからです。
もう1つは、その昼食場所を、前もって決めておくことでした。
午後の建物は、少し分かりにくい場所でしたが、案内図を頼りに、たどり着きました。
そして、ちょっと躊躇しましたが、思い切ってエレベーターに乗り、会場となる階まで行ってみたのです。
もし降りられないようになっていたら、そのままエレベーターで戻ってこれば良いのだからと、自分に言い聞かせて。
会場中に、昼食を取れるような場所があれば、そこを利用させてもらうことが、子供にとっては1番ラクなので。
そうしたら、エレベーターの扉のすぐ前に受付があり、直接聞くことができました。
午前も試験は行われていたのですが、いったん全員が退出したら、午後の試験の前に、希望者は中でお昼を食べられるようにしてくれる、とのこと。
それを聞いて、ひと安心でした。😃
(image: ElsieBeeDesigns)
実は、子供の分のお弁当を用意してきていたのです。
(とはいっても、手間のかかっていない中身!)
出掛けた先で探しても、「食べられる物が無い!」という事態になる可能性があったので。
でも、会場の最寄駅や周辺には、お店がたくさんあり、おにぎり(子供の好きなお店が入っていた)とパンも少し購入できました。
そのうちの何かを選んで、さっと食べられたらいいな、と思って。
そして、午前の受験会場のS中学校に戻ったのでした。
ハプニング
子供の解散時間の前に、P氏と待ち合わせをしていて、2人で子供が出てくるのを待っていました。
(人混みや早朝からの気疲れで、私がダウンしてしまう心配もあったので、確実に次の会場に送り届けるため。)
午後に別の学校を受験する子供は、1番先に出て来られることになっていました。
子供にも、そのことはよく話していて、そのつもりで待ち構えていたのです。
でも、子供が出てきませんでした。😳
優先的に出て来られるはずの最初の解散自体が、試験終了後の30分以上後。
とうとう子供たちが出てきたと思ったら、うちの子供がいない……?
「体調が悪くて、途中で退出した」などの理由だったら、放送で保護者の呼び出しがあるはず。
午後に受験することを言えなかったとか、何か問題があったのかな…と、心配になってきました。
そのまま、最初の解散が終わり、子供と会えなかった場合に相談できるテントのことが、放送で案内されていました。
でも、私は、相談しちゃって、いいのかな?と思ったのです。
そこに行けば、受験番号や名前を残すことになる…
「自分のその日の予定をちゃんと把握していない子」扱いされてしまうのではないかと。😣
合否に関係してくるかも…?なんて。
でも、P氏は、さっさと案内テントに向かっていました。
私も、午後の受験に間に合わなくなるという事態は避けなくてはいけないので、相談するしかないかな…と。
(教職員の方に率いられた受験生たちは、子羊の群れのようでした。)
(original photo: Suleyman Şahan)
相談しても、すぐにはどうすることもできず、しばらく経って、「もう受験した階からは全員退出していて、誰もいない」と知らされました。
校舎脇の子供の列のどこかにいるはず、ということなのです。
テントの方の了承を得て、子供たちが先生方に率いられている校舎脇に行きました。
そして、最前列の手前から、見つけようと、きょろきょろ。
それに気付き、子供が前に出てきて、再会できたのでした。
(教室は、受験番号順で、受験番号が前の方だったので、比較的近くにいたようです。)
子供ならではの理由
子供の話を聞いてみたら、午後の受験を忘れていた訳でも、言えない状況でもなかったことが分かりました。
「午前中の試験で疲れてしまったので、午後は受けられない」と思ったとのこと。
せめて、予定通り先に出てきてくれて、そのことが分かれば良かったのですが…
私の方は、「次の受験前に、食事もできないぐらいギリギリになってしまう!」と、ハラハラしていましたから。
子供に伝えると、「午後の受験をしないのに、先に帰らせてもらうのは、ズルすることになるから」と言われました。
全体の人数がとにかく多いので、本当に優先されるべき子を先に帰してあげる必要があるのは分かります。
でも、午後の受験は、正式に申し込んでいることなので、早く帰りたくて嘘をつくのとは違うのに…
初めての受験なので、「午前中だけでぐったり」ということもあるかな、と考えてはいました。
そういう場合には、親と再会してから、「午後の予定は相談して決める」ことにしておけば良かったのです。😔
午後受けようとしていたH中学校は、翌日も同じ会場で試験があり、そちらも申し込んでいました。
当日夜には合否が分かるので、初日に合格できていたら、翌日は来なくて良くなります。
子供にとっては、そちらの方がラクなのでは?とも思われましたが。
そのことを伝えても、「これから受けて合格は考えられない」ということなので、テントの係の方に、子供と会えたことを報告して、帰ることにしました。
(image: pixabay)
午後も無理して受けるべき?
でも、P氏は、「このままH中学校も受けるべきだ」と言っていました。
2月の受験でも、午前・午後と受けなくてはいけない日があるのに、今日やめてしまったら、その時もできないのではないか、と。
でも、私はそれは違うと思いました。
子供だって、試験日程のことは十分理解しています。
全部相談して決めてきたのです。
それでも、これから受けられないと言う様子は、本当に疲れ切っていました。
軽い気持ちで、投げ出している訳ではなくて。
そして、今、無理させてしまったら、それこそ取り返しのつかないことになる可能性もあると思ったのです。
2月の1日2回の受験が怖くなってしまい、できなくなってしまうかもしれないと。
(子供が特に志望している学校なのに!)
それ以前に、この日の午後の試験がボロボロになった場合、翌日のH中学校の再受験に来られるかどうかも…😶
P氏を説得し、帰ることにしました。
休憩がてら途中で、私が下見をしておいた場所(公共施設)で、お弁当や買っておいた食料を、3人で食べました。
そこで、子供はちょっと元気を取り戻したのでした。
学んだこと
何か予定が変わっても、「退出時間は、待ち合わせ時間として変えないこと」を、子供と打ち合わせておくことは重要だと気付きました。
あと、それだけではありません。
疲れてしまった原因として、結構混雑している電車で来なくてはいけなかったこともあげられると思ったのです。
1番の通勤ラッシュ時ではなかったのですが、人の多い時間に電車に乗ったことのない子供にとっては、緊張状態が続いてしまったはず。
(朝の電車の混雑具合は、こんな感じでした。💦 ↓ )
(original photo: Rachel Claire)
試験開始よりも30分以上早く着くように家を出ましたが、あと30分早く出発していたら良かったのではないかと。
今後は、時間に余裕を持たせて、(各駅停車を利用するなど、)混雑を避けようと思いました。
あと、駅から学校に向かう道も寒くて、余計体力を使ってしまったということも、気になっていました。
それなので、時にはタクシーなども利用して、子供の負担を減らせたら、と思ったのでした。
(受験する学校前に車を停めると、迷惑になってしまうので、少し離れていて受験生の通らない場所まで。)
実際に2月の受験では、事前に調べておいて、タクシーで向かったりもしました。
(車を所有していない分、一生に1度のチャンスに、ちょっと贅沢しました。)
バスの本数があるところでも。
(P氏が「そうしてあげて」と言ってくれたのです。)
そうして、2月の東京受験では、1日で午前・午後受けられました。
結局、その時午後に受験したA中学校に通えています。😊
実際に、その後の受験では関係なかったことで、気付いたこともありました。
初日に受けたS中学校というのは、校舎も大きくて、受験者も多くて、それも子供たちにとっては負担になったと思うのです。
最寄り駅から学校に向かう道も、人が多いせいで、ゆっくりになってしまった(その分寒かった)、というのもあって。
解散にも、相当時間がかかりましたし。
でもこの学校は、近くの系列校でも受験可能だったので、そちらで受ければ、負担は少なかったかも。
合格することが第一優先である場合、そういう選択も有効かもしれないと気付いたのでした。
(image: Clker-Free-Vector-Images)
でもうちは、S中学校で受験することに意味があった、と考えています。
ハプニング😢も含め、「よい経験になった」というだけではなくて。
それは、受験当日も、学校見学のチャンスだったからです。
その後も、幾つかの学校を受験して、学校それぞれの雰囲気を感じたり、説明会や学園祭だけでは分からないことに気付いたりできました。
長くなってしまったので、文章を分けることにしました。😌
(2021年1月の記事です。)
(こちらに、続きと、初日の結果なども書いています。↓)
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